平成31年1月26日(土)にフォレスト仙台にて平成最後となる第29回東北脊椎外科研究会を開催させていただきました.
年始のお忙しいなかにもかかわらず142名の先生方にご参加いただき、盛会裏に終了することができました.これもひとえに皆様の類のないご支援とご協力の賜物であり、心より御礼申し上げます.特に、東北大学脊椎外科懇話会、東北脊椎外科研究会役員、大正富山医薬品株式会社の皆々様からのご指導、ご鞭撻をいただきましたことを深く感謝いたしております.
本研究会では「骨粗鬆症性椎体骨折」と「脊椎疾患の保存療法」を主題に、そして新たな試みとして「脊椎外科レジストリの成果と今後の課題」と題してのシンポジウムを組ませていただきました.お陰様で、主題演題23演題、一般演題23演題、シンポジウム7演題、合計53演題の発表となり、闊達な討論がなされました.
そして最優秀演題賞は、みゆき会病院山形脊椎センター 杉田 誠先生の「骨粗鬆症性椎体骨折における厳密な安静管理による入院保存療法の治療成績」、若手優秀演題賞は、秋田大学大学院整形外科 飯田純平先生の「胸椎を分割した3次元筋骨格モデルを用いた脊柱後弯高齢者の椎間板内圧の検討」でした.おめでとうございます.
特別講演は大阪市立大学整形外科学教授 中村博亮先生から「骨粗鬆症性椎体骨折の診断と治療」と題して貴重なご講演を賜りました.
骨粗鬆症性椎体骨折の診断、治療の上での問題点を浮き彫りにできたような感じが致します.未だ問題解決には至らないですが、進むべき方向性が少し垣間見えたような気がします.
末筆ではございますが、皆様の益々のご活躍とご健勝、そして今後の東北脊椎外科研究会の発展を祈念いたしまして、御礼の言葉に代えさせていただきます.
謹白
2019年 1月吉日
第29回東北脊椎外科研究会
会長 兵藤 弘訓
(仙台整形外科病院)