2023年1月21日 第33回東北脊椎外科研究会を現地+Live webのハイブリッドで開催いたしました。現地参加94名、Web参加69名、全部で163名が参加してくださいました。対面で会員の皆様とお会いするのは実に3年ぶりで、皆様の元気なお姿を拝見し、大変うれしく思いました。
第33回の主題は“脊柱変形治療における私の工夫”といたしました。成人脊柱変形は、まだまだわかっていないことが多い分野です。脊柱変形に取り組んでいらっしゃる先生方の様々な工夫をお伺いでき、とても勉強になりました。また、日本整形外科学会教育研修講演は、浜松医科大学の大和雄先生にお願いし、“成人脊柱変形手術向上のためのストラテジー”をご講演いただきました。自施設のデータから、現在の成人脊柱変形治療のストラテジーをお示しいただき、感銘を受けました。
また、初めての試みとして、ミニレクチャーと称して中通総合病院(秋田市)の鈴木哲哉先生から若手向けに講演をお願いしました。“PLIF手技の再診〜若手脊椎外科医に伝えたいこと”のタイトルの通り、脊椎外科手術におけるPLIFの重要性がひしひしと伝わってきた講演でした。
本研究会は、東北で脊椎疾患を扱っている医師が一同に会し交流することで東北の脊椎を進歩・発展させることを目的とすることはもちろんですが、脊椎を志す若手の先生の登竜門としての意味合いもあります。今回は、積極的に若手の先生に座長お願いしました。そのおかげか、会場からは重鎮の先生に混じって、若手の多くの先生からご発言いただきました。今後、若手の先生が活躍して、東北の脊椎外科が大きく飛躍することを祈念いたします。
最後に、本会開催にあたって、大正製薬株式会社様からは、準備、当日運営など、多大なご協力をいただきました。この場をお借りして御礼を申し上げたいと存じます。
第33回東北脊椎外科研究会
会長 小林 孝
(秋田厚生医療センター)