第32回東北脊椎外科研究会を終えて

令和4年1月22日、第32回東北脊椎外科研究会を開催させていただきました。新型コロナウィルス感染症の第5波が猛威を振るっている時期の開催法決定、第6波中の開催となり、昨年に続き、完全WEB開催になりましたが、140名のご参加と49演題のご発表をいただき、大変ありがとうございました。

今回は私個人が内視鏡手術、低侵襲手術に興味を持って、脊椎外科医として研鑽させていただいていることから、主題を「脊椎手術の低侵襲化―患者・医療者・社会に対してー」とさせていただきました。それぞれの先生が考える低侵襲化というものがあり、とても勉強になりました。また、活発なご討議、本当にありがとうございました。今後はSDGsなどと絡めて、進めていく分野もあると感じました。

それに関連して特別講演は、国際医療福祉大学の石井賢先生より「脊椎脊髄疾患の先端治療 -保存療法から難手術まで-」というタイトルでご講演いただきました。わざわざ冬の山形まで来ていただき、直接、配信会場からのご講演でした。雪で新幹線が止まるのではないかと少しだけ心配しておりましたが、無事に会場に来ていただき、議論にもご参加いただき、研究会を盛り上げていただきました。

最後に、半年以上前から、開催方法に関して、議論を重ねていただいた、各県幹事の先生方、毎年手厚いサポートをしてくださる大正製薬株式会社様、蓄積されたノウハウでトラブルなく研究会を配信していただいたMICEサポートネットワーク様に感謝します。

来年こそは、現地開催できることを祈願して、お礼の言葉とさせていただきます。

第32回東北脊椎外科研究会
会長 千葉 克司
(済生会山形済生病院 整形外科)

開催スケジュール 抄録集